DX 化をめざしたいと思っても、「まず何から始めればいいのか」が分からず、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そんな方にぜひ読んでいただきたい本がありますので、ご紹介します。
日本ツクリダス株式会社 代表の 角野 嘉一さんが書かれた
『デジタルとアナログを融合し、仕事の効率化を目指す本』です。
デジタルとアナログを融合し、仕事の効率化を目指す本 マンガでわかるやさしいDX [ 角野 嘉一 ]
仕事を効率化するにはどうすればよいのか、デジタル化をどのように進めていけばよいのかが、とても分かりやすく書かれています。
本文の合間には漫画も挟まれていて、その漫画が思わずくすっと笑える内容なので、ちょうど良い息抜きになり、堅苦しさを感じずに読み進められます。
- 序章 かんたんにスタートできるデジタル化
- 第1章仕事効率化のきほん
- 第2章アナログでの効率化でムダを減らす
- 第3章デジタルツールで仕事を各段に効率化させる
- 第4章デジタルツールを知ろう
- 第5章実例!仕事を劇的に効率化できた人たち
なぜこの本を読もうと思ったのか?
現在、私はIT企業ではない職場で働いています。
その職場でクラウドシステムを導入することになり、資料を取り寄せたところ、角野さんが執筆された本が同封されていました。
読んでみたいと思ったので自宅にその本を借りて帰って読みました。
とても読みやすかったです。
本書の著者である角野さんの会社は、ものづくりの町工場です。
本書は、工場にデジタル化を導入した実体験をもとに書かれています。
製造業と放課後等デイサービスは、まったく異なる業界ですが、「現場に寄り添いながら、どのようにデジタルを取り入れていくか」という考え方は共通しているので、とても参考になると思います。
ひとつひとつのエピソードが区切られて書かれているので、時間があるときに少しずつ読んでいくのにもちょうどいいです。
この本を読んで一番「なるほど!」と思ったポイント
本書を読んで最も印象に残ったのは、「すべてを一度にデジタル化する必要はない」という考え方です。
まずは現在やっている作業を洗い出して整理し、どこに手間やムダがあるのかを把握することが、業務改善の第一歩になるという点にとても共感しました。
問題点を把握できていないと、デジタル化したいなという思いはあってもなかなか実現に結びつかず、デジタル化が進まないという状況になってしまうのだと思います。
この本は、どんな人におすすめか?
「IT化・DX」という言葉に、少しアレルギーやハードルの高さを感じている人
「DX=大企業が取り組む難しいもの」「これまでのやり方をすべて変えなければいけないの?」と思っている現場の方にこそ、響く内容だと思いました。
「アナログの良い部分は残してもいい」と気づくことで気持ちがラクになり、デジタル化に向けた最初の一歩を踏み出しやすくなると思います。
職場で属人化に悩んでいる人
角野さんの会社では、徹底した仕組み化によって、「誰が担当しても同じ成果を出せる」体制を構築されています。
「この人が休むと業務が回らない」「毎月のカレンダー作成やマスタ管理の手順が自分にしか分からず、引き継ぎができない」といった属人化の悩みを抱えている、現場のリーダーの方や実務担当者の方におすすめです。
予算や専門知識がない中で、現場を効率化したい人
大掛かりで高額なシステムを導入するのではなく、まずは今ある環境の中で「どうすれば現場の問題を少しずつ解消できるか」という、地道な創意工夫のヒントが詰まっています。
できるだけコストをかけずに自分の力でなんとかしようと、現場の業務改善に日々取り組んでいる人にとって、励みになる内容になってます。
文章ばかりの専門書や、難しいビジネス書を読むのが苦手な人
「デジタル化」や「業務効率化」の本と聞くと、文字がぎっしり詰まった難しい専門書を想像して、読んでみようかなと気持ちになかなかならないかもしれません。
しかしこの本は、現場のリアルなエピソードをベースに、具体的な事例を交えながら、とても分かりやすい言葉で書かれています。各エピソードの間には漫画も挿入されており、楽しみながら読み進めることができると思います。
普段あまりビジネス書を読まない方でも、スラスラと読み進められる内容なのでDXや業務改善について初めて学ぶ方にもおすすめのやさしい入門書になってます。
まとめ
「デジタル化」や「業務効率化」と聞くと、お金をかけて大きなシステムを導入して、これまでのやり方を一気に変えなければいけないように感じるかもしれません。
しかし、本書を読むと、「アナログの良さを残したままでいい」「もっと身近な工夫から始めればいい」と、肩の力を抜いて取り組んでみようという気にさせてくれます。
ただ単に作業をこなしているだけでは、業務改善にはつながっていきません。
「この作業もっと手軽にできないかな?」「毎回この作業めんどくさいな」と感じることこそが、業務改善につながっていくと私は思います。
私は、知っているIT知識やAIを駆使してめんどくさいと感じる作業は、どんどん効率化して日々職場の業務効率化に取り組んでいます。
「IT化を進めたいけれど、何から始めればよいか分からない」「難しい専門書は苦手だけれど、現場をもっとラクにしたい」と感じている方にとって、本書は大きなヒントを与えてくれると思います。
少しでも興味をもった方は、ぜひ手に取ってみてください。

